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アルミと資源循環性

池松機工で加工している製品の大半はアルミ材を使っています。工作機械で加工をすると削りカス『切粉(きりこ)』がたくさん出ますがこれを固めてリサイクルしています。

アルミの原材料は2014年から輸入100%になっています。。アルミの生産に消費される電力が1tに対し14,000kwh(一般家庭の3年間分)ほども必要で、コストが厳しくなったからと言われています。アルミを作るのにこれだけ大量の電力が使われていたことから、当時はアルミ缶のことを『電気の缶詰』と言う人もいたそうです。現在、アルミの年間消費量は約4000tで、輸入される新地金はその約52% 、残りは再生地金なるリサイクルアルミが使われています。(日本アルミニウム協会,2019)

アルミはリサイクルの優等生です。ボーキサイトからアルミを精錬する場合に比べ、再生だと利用エネルギー(電力使用量やCO2排出量)が約3%で済むからです。リサイクルを多用すること(資源循環)は省エネルギーにつながっていくと言えます。

一般に「アルミのリサイクル」と言えば空き缶がすぐに思い浮かびます。アルミ缶は90%以上リサイクルされ すでに持続可能な社会に大いに貢献しているようです。私たち池松機工も本業のアルミ加工の中で持続可能な社会へのさらなる貢献が課題とされています。目の前のアルミダンガンを見ながら資源循環性に改めて考えております。(い)